日本の伝統構法『板倉造り』で建てる家です。
板倉造りは、古代から伊勢神宮などの神社建築に用いられてきた由緒ある構法。
構造材と仕上材に無垢の杉板をふんだんに使うことで、
ログハウスのような雰囲気を醸し出す環境にも優しい家です。
調湿作用のある杉板を仕上げ材として使うことで、
床も壁も一年中、ひやっとしないさらりとした室内空間が保てます。
農耕の拡大に伴う森林資源の後退、限りある木材資源を補うために高まった
土壁への依存を背景に廃れつつありましたが、
筑波大学の安藤邦廣教授が研究し、現代に合うように再興されました。
構造だけでなく、仕上げ材としても杉板を用いる板倉工法は、
調湿性に優れ、過度な湿度や乾燥を抑えられます。
そのため、まるで室内でも森林浴をしているような効果があり、
経年変化を楽しめる結露のしない家になります。
地球にも優しく住む人にも優しい家です。
柱を建ててその間に厚板(30mm厚)を落とし込む構法で、構造的には、伊勢神宮などの神社建築と同じです。
普通板倉構法では、一般の木造住宅の2~3倍の木材を必要としますが、自然素材工房の「板倉構法」は、落とし込んだ厚板自体を内装として仕上げが可能なため、大工職人の下地工事や、左官職人の内装工事を大幅に省略することができます。
板倉づくりの家でも、吹き込み式の断熱材を使用したり、
庇の長さ、サッシの性能を上げることで
自然を取り込みつつ断熱等性能等級4を標準仕様としています。
※等級4は断熱性能に関して一番性能の良い等級です。