南足柄の日当たりの良い丘に、S邸はあります。
空気と水のいい場所を求めて探し回り、
最後にご夫婦が選んだのがこの土地。
坂道を上って行くと白壁に整然と窓の並んだその美しい建物は
自然と目に飛び込んできます。
南足柄の日当たりのいい丘に自然素材で快適を追求する家づくり |
南足柄の日当たりの良い丘に、S邸はあります。
空気と水のいい場所を求めて探し回り、
最後にご夫婦が選んだのがこの土地。
坂道を上って行くと白壁に整然と窓の並んだその美しい建物は
自然と目に飛び込んできます。
自然素材にこだわる |
「心惹かれたので是非、中を拝見させてください」と、やはりこの辺りの土地を下見に来た人が突然訪ねてきたこともあったそうです。
実はこのきれいに並んだ窓の配置も、奥様のこだわりの一つ。
日本の住宅は内部の都合に合わせて窓を作る傾向がありますが、外観も美しくなるよう、窓の配置を考えた上で間取りを決めたといいます。
家具との関係も同様で、以前からお使いだったお気に入りの家具の納まりを考え、柱の間隔などを調整していったのです。
細部まできちんと考え抜き、設計・施工に反映させたことがこの美しさの理由の一つです。
場所にこだわったように、ご夫婦は家を建てるにあたってまず自然素材にこだわりました。
奥様はアレルギー体質で、これまで住宅のせいで体を崩したこともあったとか。
それだけに自然素材を謳う工務店をいくつも見て回ったのですが、隠れたところに合板をあしらうなど、心から納得できる会社に巡り合えずにいました。
また、家マニアを自認する奥様は小さい頃から住宅の間取図を見たりインテリア雑誌を読んだりするのが好きで、ご自宅を建てるにあたって当然実現したい思いがたくさんありました。
しかしそうした思いも、煙たがられることが多くてお困りだったといいます。
建材から意匠、内装まで、家づくりに対するあふれるほどの思い。
「それらをすべて受けとめてくれて、しかも要所要所で適切なアドバイスをもらえた唯一の会社がトレカーサさんだったんです」とご夫妻は仰います。
手に入れたのは「理想の暮らし」 |
ご夫婦が探してきたというお気に入りのアーチ型の玄関ドアを入ると、完成から5年経った今も木の香りが漂います。
1階の床は赤松の無垢材で、2階は杉材の板倉造り。
1階の内壁は漆喰や土佐和紙などを使い分け、天井にも吸湿性も高い土佐和紙、断熱材にはセルロースファイバーと、まさに自然素材の家です。
水回りなどのタイルや自然石、木製サッシの窓やステンドグラス、おしゃれな照明器具、スイッチやコンセントのプレートなどは一つ一つ、すべて奥様が探して用意されたもの。
ご主人のこだわりは意匠よりも基礎や構造にあったそうですが、「逐一注文を付けるまでもなく、やってほしいことはすべてトレカーサさんの標準仕様に入っていました」と笑います。
ちなみに1階南側のウッドデッキは、あとからご主人が日曜大工で造り上げた力作です。
まさに思いを100%実現させた家だけに、満足度も満点。
何より健康になった、と奥様はいいます。
アトピーが出ることもなく、以前は冷え性だったのに風邪一つひかなくなったそうです。
主な材料は新聞紙です。
粉々にした新聞紙に麻の繊維を混ぜて作られます。
天然木質繊維の自然素材で、吸放湿性を持ち、適度な湿度を保つ大変エコな断熱材です。
植物を原材料としているため身体に害が無く燃やしても環境を汚すことはありません。
また、呼吸している為に自然に室内の湿度やホコリを吸収する性質があり、時間の経過とともに風合が良くなっていくのが特徴です。