こんにちは!
弊社が加盟している 「協同組合 匠の会」ではこだわり工務店集団の更なるレベル向上を目的とし、パッシブデザインの雄、野池政宏先生に学ぶ『匠塾』なるものを開催していたのですが、 その塾も終盤を迎え、いままで勉強してきたことを活かし各会員社で競い合う『プレゼン大会』が先日行われました。
そこでわがTeam-Trecasaは、並居る強豪がいる中で、ななんと、『優秀賞』を獲得~
みなさんのプレゼンはどれもすばらしく、感心しきりだったのですが、
案の定、最優秀賞が2チームになり、佳作が無くなり、優秀賞と特別賞という当初の予定からは変わったものとなりました。
講師の野池先生の予想を上回る、いい出来栄えだったそうです
私の作ったプレゼン資料の内容には至らない部分が多々あるのは重々承知しておりますが、「お客様へのわかりやすいプレゼンテーション」が評価されたことはとてもうれしかったです
「温熱環境のシミュレーション」は他社の内容がひじょ~にすばらしかったので、勉強になりました。
これからも精進します・・・
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さて、
この度、建築にまつわる省エネ基準が大きく改正されます!
もちろん、省エネルギー化、高断熱高性能化基準になります。
その辺の詳しいお話は後日に致しますが、
色々ある基準や認定制度のなかで『低炭素建築物』というものがあります。
文字通り、炭素(量)が低い建物、です。 建築物(住宅)を建てる時や住み始めてからの、その建物から排出される炭素(カーボン)が、です。
簡単に言うと、 CO2の排出を抑えた省エネルギーな建物、ということです。
ご存知のように、樹は光合成により空気中の二酸化炭素を取り入れ固定し、酸素を放出します。
生長した木材を建材として使うことは、CO2を固定したまま(建物の存続と共に)維持し、植林により活発な光合成を促し、CO2の固定化を継続していくことに繋がります。
ですので、森林資源を有効に、そして計画的に利用していくことは大変有意義なことです。
(※樹を使うだけで終わらせるのでなく、植林して新たな資源を創っていくことが大切!)
また私達は、空調や換気、照明や調理や娯楽等、家の中でも様々な用途でエネルギーを使って生活を成り立たせています。
その家の中で使うエネルギーも高効率・省エネルギー化が求められています。
『低炭素建築物』ではそうした建物の高断熱化・高効率機器の導入によって、CO2の排出の少ない建物の基準が定められています。
そして、『低炭素建築物』の認定を受けた建物には、さまざまな優遇措置が与えられています
優遇されるのは、いろいろなメリットがあって、普及させたいからなんです。
日本は経済・科学技術において、世界のトップクラスですが、
こと「住宅性能」に関しては、意外と低レベル、というのが本当のところです。
国もここに来てやっと重い腰を上げた、といったところでしょうか?
さまざまな優遇措置を与えて、高性能・省エネルギー住宅を増やしていくことは、とても大切で必要なことです。
しかし、「優遇」があるから、ということではなく、
そこに住む人の意識が重要なのではないか?と感じます。
原発に頼らないで済むように、とか
心豊かで健やかな人生を送るために、とか
わたしたちの 孫子の生きる未来に、この美しい自然を残すために、
などの意識(ちょっとおおげさ?)で高性能・省エネルギー住宅を希望される方々が一人でも多く増えればいいなあ~、と思っています。(それも、機械や新建材に頼りすぎず、自然素材の持つ効果を存分に生かした家づくりの!)
また、私自身そうした意識を持って、お客様に想いを込めたご提案が出来るように、
今年一年がんばります
設計&現場監督&多肉植物系男子 たなか