HOMEスタッフブログスタッフブログ >心の故郷を旅立つ日

心の故郷を旅立つ日

 

この春、我が家の息子が小学校を卒業、娘が保育園を卒園しました。

二人が長らく通っていたのは、座間市にある「麦っ子畑保育園」という保育園でした。

息子は、3歳で入園、卒園した後、小学生となり、麦っ子の学童保育に通いました。

娘は1歳過ぎからの入園でした。

 

 

麦っ子畑保育園は、「自然派育児」というテーマのもと、安全でおいしい食事や、

自然をのんびりと楽しむ散歩や園庭での外遊び、手作りのものづくりやお絵かき、

そして野や海、美術館などへのお出掛けや大山での山歩き、冬の上半身裸で

走るマラソン大会、家族と職員全員で盛り上がる運動会等々、盛り沢山の時間と

行事があり、職員や保護者などの大人が一体となり、手間をかけて子どもたちの

のびやかな成長を支えてくれています。

 

 

何よりも嬉しく、有難いのは、保育園の先生方・職員の皆さんが、熱心に、

手間をかけて、全力で子どもたちの保育や育児に取り組まれている姿勢と熱意が、

いつでも実感できること。

 

麦っ子では、大人も子どもも、みんなが家族のような、やさしく、温もりあふれる、

健やかな人との関わりの中で、ゆっくり、じっくりと関係を深めながら、いきいきと

ひとりひとりの個性を尊重しながら、人として大切なことを身につけ、

豊かな感性を育むことができることができるのです。

 

 

独自の理念に基づく保育、教育にこだわり、実践するために、あえて園を認可園とせず、

厳しい運営事情の中、座間市以外の地域の子や、アレルギーや障がいがあったり

様々なご事情を抱える子、そして家庭の受け皿となり、奮闘し続けてきた保育園。

 

その信念と熱意に引寄せられ、私たち保護者も、保育園や子どもたちと一体となり、

大変であっても、楽しみながら、できる限りの参加、協力をしてきました。

そして、人として大切な多くのことを学ばせて頂きました。

 

 

親子共々、様々な思いを抱きながら、小学校の卒業式の後に訪れた際には、

弾けるばかりの笑顔で迎えられ、祝福され、娘の卒園式や卒園パーティでは、

様々な思いが駆け巡り、涙が自然と流れ、またみんなで歌い、笑い、話し、

園の子どもや職員、多くのご家族と素晴らしい時間を共にすることができました。

 

麦っ子畑保育園は、関わる多くの人々にとって、心の故郷になっているのです。

 

 

麦っ子畑保育園の掲げる「いつか社会を変える力に」という理念を胸に、子どもたちを

しっかりと育み続けるとともに、私たち自身が、多くの様々な人々や、広い社会、

大切な自然のためにできることを、よく考え、日々実践していこうと感じています。

 

そして、また、大好きな麦っ子に「ただいま!」と言って、親子共に、笑顔で訪れたいと思っています。

 

 

written by H. Osanai