トレカーサ工事の所在地でもある愛川町には古くから「半原大工」と呼ばれる江戸時代から神社や寺院の建築をこなし、
江戸城の修復にも活躍されていた宮大工集団が存在したみたいです。
家づくりを生業とする者として建物の歴史を知る良い機会だと思い、
愛川町郷土資料館へ足を運んでみました。
内容は、、、半原の宮大工「矢内家」の歴史と匠の技術を系譜や手掛けた建築物の写真と図面、
また使用していた
①当時の道具など約106点を展示して紹介していました。
「半原大工の歴史と歩み」
愛川町郷土資料館企画展
2012.11.18(日)~2013.1.20(日)/ 9:00 ~ 17:00 開催中!
愛川町の公式ホームページ
矢内家は、江戸時代から昭和まで5代続いた宮大工であり
②江戸城地割絵図を見てもその当時の活躍がうかがえます。
また、地元である愛川町をはじめ県内外でも活躍し今日まで神社・仏閣・神輿 などを残してきている。
展示会では、地元の
③満珠山勝楽寺や半原小学校などの写真が 並んでおり、
半原小学校に関しては明治12年作成の
④半原小学校校舎図から昭和2年撮影の
⑤半原小学校旧校舎古写真そして平成 21年撮影の
⑥現半原小学校校舎の写真を時代の流れにそって眺めていると伝統ある確かな技術は普遍的でいつまでも力強いものだと感心してしまいました。
当社の家づくりにも伝統工法である板倉づくりがあります
板倉は古代から伊勢神宮などの神社建築に用いられてきた工法であり、
住宅では構造上接着剤を使用しない無垢の杉板で構築される住まいづくりを基本としている工法です。
板倉の家に使用する無垢の木材は、
有害物質を出さないためシックハウス症候群などの心配も少なく安心な生活環境が実現できます。
板倉づくりの詳細ページ
現代の住宅といえば、低コスト実現のために工場プレカットを行い現場では組み立てるだけの効率ばかりを追っかけてしまい作り手のまごころを感じることができない無機質な住宅が増えてきていると思われます。
また、「機能性」の向上を求めすぎた結果、
高気密で自然からの環境と隔離された住環境を良しとする風潮になってきてしまっていることに危機感を抱いてしまいます。
そこには精神的にも肉体的にも不健康な暮らしがあるのではないでしょうか、、、、
当社は、先人達の伝統技術を受け継ぎ、
後世にも引き継いでいけるよう時代に流されない本物志向で「自然素材」の家づくりをしていきたいと思っております。
そこにきっと健康的で明るい家族の未来を描ける家があると信じて