大工長谷川です。
これは土台の継手です。
現在使われている一般的な継手の一つです。
写真は継手のメスの方です。
この材の上からオスの材がはまり一本の長い材料になります。
写真のマルの部分で抜けないように引っかかりを付けています。
以前、100年以上経った古い民家を解体した時にカマ継ぎを見ました。
そのカマ継ぎはメスの材が開いていて、オスも腐食して引っ張ると抜ける状態でした。
写真の矢印のメヂはメスの開きを止める役割を果たしています。
このメヂは家が歳をとればとるほど効いてくると思います。
手で刻むからこそできる一手間です。
完成したら見えなくなってしまうのですが…