こんにちは。ちゃーみーetクロちゃんです。
今日は、先日読んだ本から。
「ドナウの旅人」という本です。
駆け落ちした母と相手の男性、その母を追って日本からドイツに渡った娘とドイツ人の恋人の、二組の男女がドナウ川に沿って川が終わるルーマニアまで旅を続ける物語。
まあ内容はどろどろしていますが、当時の西ドイツから東欧圏の各国の情勢やら文化やら街の人々との絡みが、リアルに描かれていて主人公や周囲の人々の心情が、川の流れとともに変化していきます。
で、その物語の内容も面白かったのですが、なによりもそこに描かれる街並みが非常にそそられるんです。
東欧というのは、ちょっと暗いイメージがありますが、抑圧された中で育まれた文化や芸術には、西欧にはないものがあると思うのです。凛とした美しさというか、張り詰めた緊張感というか・・・
川と旅と人生と
で、そんな話をこの前友達と飲んだときにしていたら、彼は「新婚旅行で行った!」というのです。
普通、イタリアとかフランスとか派手な方に行きませんか?
彼らはチェコとかオーストリアとかハンガリーとか行ってるんですよ。それもマニアックなところに
物語に出てきた地名もいくつも知ってて、「あ、そこ行ったよ~」って。
「ブダとペストは川で分かれてるんだよ」なんて知識をひけらかして見ても、「うん、行った~」
話を聞けば聞くほど、とっても行きたくなってしまいました。
とりあえず、この本の著者が書いた「取材旅行の手記」が別に出版されているので早速買いましたよ。
いつかきっと行ってきます。ドナウ川。
ああ~川の流れのよぉ~に~