「杉の無垢材はとにかく足の裏が気持ちいいんです。暖かくて、やさしい感触。本当に快適なんですょ」と奥様。
「とにかく信頼し、全てお任せでお願いしてしまいました。私たちみたいに、こんなにも安心して家造りをした人はいないんじゃないかしら」と奥様。部材や産 地にこだわり、緻密に作られたM邸は、どこまでも居心地がよい。そう、心地のよさとは、自然をいかに巧みに採り入れるか、ということなのかもしれない。奥 様の自然な笑顔が印象的な、陽射しあふれる温かいお宅であった。
川崎市麻生区の閑静な住宅街に建つM邸。
玄関の手前のパティオ入口には、大きなアイアンの門がお出迎え。
床に敷き詰められたタイルと共に、スペイン建築を思わせる外観。
そして、庭は、生い茂る草木の緑とオレンジのレンガの抜群の相性に目を奪われる。
アイアンの門をくぐり、パティオを通りすぎると、この家の玄関に到着する。
家造りとの出会い |
設計・施工を担当したトレカーサの担当者と、施主ご夫妻とは10年来の仲だという。
10年前、ご主人が立ち寄った自然食品のお店にトレカーサのチラシが置いてあったのが出会いのきっかけだったという。
どこまでも自然の素材にこだわったトレカーサの家づくり。それを知って、当時住んでいたマンションのリフォームをトレカーサに依頼したのだとか。
それからずっとお付き合いが続き、昨年、住み替えを考えはじめるようになった。
「担当の方にも、ピンとくる土地に出会うまで探すことが大事だとアドバイス頂いて、気長に探そうと思っていたんです。でも二ヶ月ですぐこの土地に巡りあって、ピンときました」と奥様。
以前は駅からすぐのマンションに住んでいたご夫妻。
新居への住み替えだけではなく、道幅の広い閑静な住宅街の歩道を歩き、家路につく道のりもまた、心地よさの一つだと語る。
土地がきまれば、即、家造りは、全幅の信頼を寄せてきたトレカーサにお願いした。
トレカーサは、風が抜けることを主眼に置いた設計をしている。
勾配天井には、いくつかの天窓を設置し、室内の下から上に風が抜けるようにし、縦の風の流れもつくった。
これだけで室内もグッと涼しくなり、エアコンを使わず快適に過ごせるというのだ。
またご夫妻が驚いたのは、以前暮らしていたマンションに比べて、湿気が圧倒的に少ないことであったという。
徹底して自然素材を採り入れた家づくりの故である。
床や天井には無垢の木材を使い、室内の壁には、和紙や漆喰で仕上げ、壁の中の断熱材は古紙を利用したセルローズファイバー。
そして外壁には、火山灰の左官壁を使用。徹底的に家の素材が湿気を吸い、快適な空間ができるよう設計がなされている。
「杉の無垢材はとにかく足の裏が気持ちいいんです。暖かくて、やさしい感触。本当に快適なんですょ」と奥様。