こんにちは。最近、「YouTube」で夜な夜な曲を聞きながら仕事をしている、ジャン=リュック・ごじゃーるです。
先日、いつも通っている通勤路にある『石の蔵』で、今更ながら気になるところを発見しました!
昔ながらの蔵には、壁にL字型の釘(折釘という)が付いていることが多いのですが、
そこのお宅のは、下向きなんです。
普通は上向きだと思っていたので、???不思議に思いました。
よく見ると、垂木(たるき:屋根の骨組)が風で煽られても飛ばされないように、折釘に引っ掛けて固定してあるのです。
蔵の秘密?
昔聞いた話では、この折釘は、壁を保護する為に立て掛ける板を固定するものだ とのこと。
しかし、別の方からは、火事の時に火消しが屋根に上がりやすくするためのものだ。とか、壁の補修時の足掛かりだ。とか、諸説色々あります・・・
それが徐々に装飾的になり、折釘の根元が饅頭みたいに膨らんでいるものがあったり、鉄の台座で飾ったり、地方によって独自の進化をしていますね。
まあ、その折釘が下を向いているのが珍しくて、写真撮ってしまいました。
(実は、自分が気付いていないだけで、珍しくなかったりして)
なぜか、蔵には惹かれるものがあって、ドライブ中に見つけると、とりあえず写真を撮ってしまいます
昔、学校の講師(建築家)が、北千住で「蔵」のイベントをやる!というので、遊びに行ったことがあります。 北千住は、昔ながらの蔵が多く残ってて、保存と積極的利用をする活動をしていたんです。
実際の蔵の中で、地域住民のみなさんに、町の歴史・蔵の歴史やすばらしさを感じてもらおうという企画です。
街には、喫茶店やギャラリーなどに改装され地域に開放された蔵があちこちにありました。
建物は、使われてこそ!だと実感しましたね。
使うことで、昔の文化を感じ、大切に思う気持ちが出来るのではないでしょうか?
最近では、朽ちて放置された蔵も見るようになって来ましたが、
いつも通る『石の蔵』もとても綺麗で、きちんと使われていることが伺えます。なんだか、とても嬉しいです。