こんにちは。ししまるです。
以前見た、ドキュメンタリー映画なんですけど、タイトルに惹かれます・・・ 「船、山にのぼる」 なんのこっちゃ?ですよね。
で、ユーロスペースに見に行ってきました。 とある山間の村にダム建設の話が起こり、住民で反対運動 しかし、大きな権力には逆らえず、結局村はダムに沈むことになってしまいます ここまでは、普通の話ですが、この住民たちのやるせない気持ちが、あるきっかけで、思いもよらない大きな運動へと昇華していきます。
「このいずれ沈んでしまう森の木々で船を造り、山のてっぺんに乗っけよう!」 なんとも不思議なこの発案に、やがて村全体がひとつの塊となって動き出す。という、お話です。 これ、12年間に渡るドキュメンタリーなんですけど、よくぞここまで飽きずにやったな、と思ってしまう。
地道な活動ですよ。しかも、商売としては成り立っていない・・・(?) しかし、「ダムに沈んでしまう我々の村」への想いを、よくぞひとつにまとめ上げたなと、感動しましたね。
日本の、ほんの小さな村に起こった大事件!多くの国民には、どうでも良い事かも知れないが、当事者の想いは計り知れない・・・ 人の心と、自然への敬愛の念、郷土愛、色々な想いが交錯します。
「たくさんの木が、船になって森に帰っていく。」 この言葉が、とても気に入りました。
我々の家造りにも通ずるものがあります。
「ふる里の森へ還る 自然回帰の家」 以前、当社のチラシで使ったコピーなのですが、結局、人も物も地球上のものは、すべて土に還り、森に戻るのです。
p.s.
一体、どうやって船を山のてっぺんに乗っけるのか、興味をもたれた方は、
下記を見てみて下さいね