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弧を描く、和室の天井

 

 

こんばんは

 

今週末いよいよ完成見学会開催の、愛川町の現場から更新です

 

今回お施主様が有機農業を営む農家さんであるという事もあり、

一昔前のような、「皆が集まれる家」をつくりたい、と家づくりが始まりました

 

そうして土地探しが始まったのは振り返ると二年前

2014年の夏でした。

 

縁あって見つかった土地は、弊社のすぐ近く、

愛川町の竹林に抱かれた神聖な空気の場所

夏には蛍も飛び交います。

 

 

 

愛川町樹の家農のある田舎暮らし

農のある田舎暮らし

そうして色々な問題を乗り越えながら

何度もプランの打ち合わせをしてやっと迎えた地鎮祭

季節は冬(2016年)になっていました

 

 

土地探しを始めて、1年と半年後のことです

 

 

農のある田舎暮らし

農のある田舎暮らし

 

 

 

「その土地に宿る神(氏神)様から土地を利用させてもらうことの許しを得る」

という意味を持つ地鎮祭。

※現場実況中継③地鎮祭

 

 

 

 

今回は、新しい建物にも昔建っていた土蔵の材も利用させてもらいました。

※現場実況中継①土蔵の解体

※現場実況中継②古材利用・墨付け

 

 

古材利用

古材利用

 

今は少なくなってしまった大工の受け継ぐ伝統技術の結晶、

刻みが終わったらいよいよ上棟です。

 

 

 

農のある田舎暮らし

農のある田舎ぐらし

まずは作業小屋が上棟し・・・

※現場実況中継④作業小屋上棟

 

そして大安の日には続けて母屋も上棟しました。

※現場実況中継⑤母屋上棟・上棟式

 

 

母屋には紀州産の循環型社会を目指す山長商店さんの杉桧を使っています。

 

 

 

愛川町樹の家

実際に形ができてくるとイメージもわきやすく、

細かい仕様は現場で打ち合わせながら工事は進んでいきます。

 

 

そして迎えた2016年夏、いよいよ今週末は完成見学会です

 

私たちが大切にしているのは、「土に還るか、次の世代の資源となる家づくり」です。

地球に優しい家、自然の流れに沿った家で暮らすことは、人にも優しい家だと信じています

でもこういった素材を使って家を作るのは今の時代、実はなかなか難しいことです。

 

「自然素材」を似せたもっと安いもの。

高齢化が進み少なくなる、腕のある職人さん・・・

 

そして、作る側だけが大変なのではなく

ずっと暮らすお施主さまも手入れが必要になってきたり、、と

 

 

そんな中、変わらず今でもそんな家をつくり続けてこれる、

そういった家を理解して「欲しい」と思ってくれるお施主様がいることに感謝しながら

まじめに、真摯に、家づくりができたらいいなと思っています

 

 

 

長くなってしまいましたが

ちょっと変わった珍しい(?)今回のお宅の見所をご紹介します

 

 

 

 

それがこちら

 

 

 

 

愛川町樹の家

お気づきですか?

♪♪

 

まだ畳が間に合っていませんが(汗)和室です。

よーく見て下さい

 

 

愛川町樹の家

 

天井がすこ~し弧を描いているんです

 

宮大工であり、今回監督の竹内がつくってくれた和室です。

 

まだまだ語りきれない隠れた魅力盛りだくさんです!

 

 

9月17日(土)は完成見学会でお待ちしています

詳細はコチラ

 

 

設計 藤澤